生命保険と遺言書

本田桂子さんが書かれている新書

「その死に方は、迷惑です」(集英社新書)

を読んでいて思わずなるほど!と思った部分を紹介しようと思います。

 

遺言書も生命保険も、自分の死後、遺族が困らないためのものという点では共通しています。
遺言書の作成件数は年間7万件弱にすぎません。
それに対して生命保険の世帯加入率は89.5%にのぼると言われています。
同じような仕組みなのに歴然とした差をつけられています。

「生命をお金に換算する」という発想は当初の日本人には抵抗があったようです。
しかし、日本の保険会社の熾烈なアピール合戦によって認知度は高まり、
今では保険に入らないと不安だという風潮にまでなっています。

 

遺言書には、遺族が故人の財産をスムーズに引き継げるというメリットがあります。
遺族が遺産分割協議でもめていやな思いをしたり、
配偶者がこれまで住んでいた家を追い出されたりしないように、
遺族の生活を守ることもできます。

 

生命保険には遺族の金銭面について保障をし、
遺言書には遺族の生活面をまもることができるという点で、
大きな意義があると言えます。

 

「生命保険と遺言書は車の両輪」

 

2つの制度がお互いを補い合って遺族をまもる。
どっちも重要な制度。

遺言書はまだまだ知名度も意識も高くはありません。

生命保険と遺言書セットで備えることが生前対策なのかもしれませんね。

 

生命保険と遺言書の費用の比較
生命保険の場合
45歳の男性
3,000万円の定期保険に加入
保険期間 30年
保険料…月払いで焼く30,000円、年払いで約34万円
年払いで30年間支払い続けた場合の保険料は、総額 約1,020万円

 

遺言書の場合
45歳の男性
総額3,000万円の財産(マイホームと預貯金)を妻に相続させる
という遺言を作成した場合
有効期間  一生(遺言書を書き換えない場合)
公正証書遺言の作成費用(公証役場への支払い) 約37,000円

 

費用から考えても結構リーズナブルなのが遺言書です。

 

人生の節目に遺言書を作り、遺族をまもると考えると安い選択かもしれませんね!