説明責任

先日、某モバイル通信会社の契約更新の勧誘電話がありました。

最近だと消費者トラブルで
よくわからないで契約してしまった、
解約金・違約金でこんなに支払わなきゃいけないとは知らなかった、
契約するとこういう利益があるけど、こういう不利益がある・・・
みたいなことが多く発生しています。

そういうことが背景にあるのか電話口での勧誘で
かなり丁寧に契約内容の説明をしていました。

「ここまでの説明はご納得いただけましたか?」

というフレーズを1~2分説明した合間に入れてきます。

正直、ちょっとうざいなと思う感じもしました。
契約をする前に電話口で10分以上説明をしているのは、
うっとおしいなあと思う気持ちもあります(笑)

少し法律的な話をしますと・・・

最近は契約の本体(給付義務)だけではなく、

契約に付随して発生するオマケ部分(付随義務)に対して厳しくなっています。

オマケ部分(付随義務)の中身は・・・

情報提供・助言義務
契約交渉継続義務
契約関係継続義務
安全配慮義務
損害軽減義務
再交渉義務

・・・などがあります。

信義則(常識的に考えてこういうことすべきだよねという原則)によって
義務の範囲はどんどん拡大しています。
特別法(消費者契約法など)によっても厳しい義務が課せられています。

業者さんにとっては付随する義務違反で
契約をどんどん取り消されては商売になりません。
ちょっとうざいくらい丁寧に説明するのはおそらくは
消費者トラブルを未然に防ぐためにしているのだと思います。

こちらはうっとおしいなあと思ってもそこはグッと堪えて
しっかり説明を1つ1つ聞いて確認してあげるという姿勢が大事です。

そういう背景がわからないと
「じゃあ、めんどくさいのでいいです!」
と電話を切られてしまいます。

うっとおしいくらい説明してくれる業者さんは
かなりコンプライアンスに対して意識が高いと思います。
消費者・業者どっちにとってもこういう説明の手続は
お互いを守るために重要なステップです。
そういう気持ちで業者さんがしてくれる説明を
あまり嫌がらず聞いてあげてください。

・・・と偉そうに言いつつも10分も説明されるのは

やっぱりめんどくさいし、聞いている方もしんどいですね(笑)

 

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