緊張感のある静寂、エモーショナルな穏やかさ

TVやメディアで語られる機会の少ないミュージシャンで
haruka nakamuraという方がいます。
自分は彼の作る音楽の大ファンです。

ポップスとは違うジャンルの音楽で流行のど真ん中にはなりにくい…
そういうジャンルの音楽なのは間違いないと思います。

どちらかというとインストゥルメンタル寄りの音楽で
楽器メインの音楽です。
曲によっては人の声は入っていますがポップス寄りの使い方ではない感じ。

作風はイージーリスニング系の音楽で
ひと昔前に流行った「イマージュ」というコンピレーションアルバムに
収録されても違和感のない感じです。
イージーリスニング系ではあるんですが、
彼の楽曲は聴いている方にいい意味での緊張を強いるんです。
ブログのタイトルに書いたように
緊張感のある静寂」を聴いている側に要求します。

だからと言って聴いていて苦痛なのかというとそうでもないんです。
緊張感のある静寂」の先には「エモーショナルな穏やかさ」が待っています。
エモーショナルではあるんですが激しい感じではなく、
どこまでも優しく穏やかなそういう感じなんです。

どうしても生で聴いてみたくなってあの有名建築家・丹下健三が設計した
東京カテドラル聖マリア大聖堂」で行われたコンサートに行ってしまいました。

※携帯で撮影した写真の日付を見たら結構昔の話だったので驚きました。

時がたつのはどんどん早くなりますね(笑)

カトリック東京カテドラル関口教会HP http://cathedral-sekiguchi.jp/

ドーム状の教会内部の天然のリバーブと相まって
なぜなのか涙が溢れてきて止まらなくなるほど感動しました。
お客さんの咳払い、鼻水をすする音、息づかい…
すべてが1つの音楽だと思えるほど緊張感のある静寂。
それが自分にとってはものすごく心地よかったのを覚えています。

宗教施設というのは人の心を動かすための工夫が至る所に施されています。
教会で休日にミサが行われ、聖歌を全員で歌う…
アレも人の心を動かすための1つのイベントなんだと思います。
人を心地よい気分にさせるっていうのは宗教の一番大事な働きだと思います。
宗教を否定するつもりはないんですが…
文学部史学科の悪い癖でこういうことを考えてしまうんです。
これも1つの職業病ですね(笑)

ちょっと世俗的な話で脱線してしまいましたが、
一番良い環境で彼の音楽を聴くことができたのは大変幸せでした。

前回紹介した平沢進とはまったく違う系統の音楽ですが、
自分はどちらも好きです。