入学試験

年が明けて中学三年生、高校三年生にとってはしんどい季節がやってきます。
学生さんに勉強を教える仕事をしている身で考えると、
学生さんと同じようにこの時期はしんどい時期でもあります。

入学試験は残酷にも合格・不合格をはっきりと宣告してきます。

自分の学生時代を振り返っても、入学試験は非常にヘビーな経験です。
合格・不合格の宣告がまるで自分の価値を決めているように感じ、
いろいろ悩む子もいるかと思います。

そんなキツイ体験である入学試験は不要だという意見もあります。

少子化が進み、大学の方が学生さんを欲しがる…そういう時代です。
下手をすればすべての大学の募集と学生の人数を比べると
大学の募集の方が多い可能性もあります。
大学全入時代(高校は全入時代ですね)になりつつある今、
入学試験の是非についていろいろ議論されています。

自分は今まで生きてきた経験から
入学試験や受験競争があることに対して肯定的に捉えています。
受験勉強はかなりしんどく自分も中学時代・高校時代と苦労しました。
ただ、何か1つのことを徹底的に学び鍛えるこの経験は代え難い貴重な財産です。

何より受験勉強は孤独です。
孤独になる勉強が出来るのが受験勉強だと思うんです。
大人になってから孤独になるスキルを鍛えようとしても
学生時代ほど孤独にはなれません。

もちろん、入学試験なので最後は合格・不合格の宣告を受けます。
勝ち負けをはっきりと突き付けられます。
ただ、勝ち負けの結果が出るまでの間(合格不合格の宣告を受けるまで)、
どれだけの努力と情熱を賭けれたかによってその勝ち負けの結果の意味が変わってきます。

さほどの努力と情熱を賭けなくても合格を得られる子もいます。
かなりの努力と情熱を賭けても不合格になる子もいます。

長い目で見たとき、受験勉強での経験が価値を持ってくるのは後者だと思います。

受験勉強では花を咲かすことは出来なかったとしても、
そこで費やした努力と情熱は無駄にはなりません。
必ずどこかでその努力と情熱が活きる瞬間がきます。

受験生の頑張りにはほんと頭が下がります。
受験勉強期間は自分を信じることが出来ず、常に自分自身に対して疑心暗鬼にもなります。
後悔のないようにと言っても一生懸命やれば結果が伴わないと必ず後悔します。
質の高い後悔であれば必ず次のステージに繋がります。

今、困難に立ち向かい、努力と情熱を注いでいる自分自身を信じ、
最後までトコトンやり切って「後悔のない」受験勉強をしてもらいたいですね。