正しい知識と偏見

先日、コスモス成年後見の入会前研修で
認知症精神障害発達障害についてのお話を聞きました。

認知症・精神障害・発達障害は多くの情報が氾濫していて
正しい知識は何なのか分からない状態にあります。
その氾濫する情報の中にある間違った知識や
時代遅れの知識から偏見を持ってしまう人がいるように思えます。

特に認知症の話は自分の祖母の現状と重なってしまい、
なかなか自分自身直視できない話もありました。

講師の先生のご意見はごもっともであり納得は出来ます。
ただ、認知症の方の家族の考え方とのズレを自分は感じました。
第三者として係わるために大事なことであっても、
介護する家族という当事者の立場に立つとなかなか飲み込めません。

介護の専門家の視点と認知症の方の家族の視点は相容れない部分があります。

うちの祖母は足腰は達者で動ける認知症です。
元気に歩けてしまうために介護する家族にとっては負担になります。

徘徊してしまい近所の方が

「お宅のおばあさんがどこどこをお散歩してたけど…」

と教えてもらったり、うちまで連れてきてもらったりしました。
昼間であれば何とか近所の方の助けでなんとかなります。
しかし、夜間に徘徊してしまうと危険です。

足腰がしっかりした祖母がどこか出かけないように
常に目を光らせなきゃいけない家族にとっては大きな負担です。

認知症の方はモノとられ妄想や思い通りにいかないときにイラついたり、
落ち着きがなくなったり、同じことをひたすら繰り返したりします。
うちの祖母は「小さなウソ」をつくようになりました。
本人にとっては小さなウソは記憶の書き換えのようなことが起こってしまい、
真実の情報なのかもしれません。

介護の専門家の人にとっては典型的な症状であり、
上手に対処することが出来ます。
しかし、認知症の方を抱える家族にとっては大きな負担になります。

トイレの問題や徘徊、家族への暴言やモノとられ妄想などが酷くなった場合、
専門家の力を借りることはとても大事になってきます。

「田舎だと自分の祖父母・両親の面倒は家族でみるのが当たり前」

という偏見があるのも事実です。

家族には家族の人生があります。
介護によって家族の負担の限界を超えてしまった場合は
是非、専門家の力を恥ずかしがらず使ってもらいたいと思います。

特別養護老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、ケアマネジャーさんによるケアプランの作成…
介護する家族を支える多くのサービスがあります。
家族の問題としてすべてを抱え込まずに是非、専門家へ相談して貰いたいです。

地域で支える仕組みが現在進行形で整いつつあります。

介護をする家族の方、ご本人双方の気持ちに立ったサポートが大切だと思います。

 

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